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STEP

このページについて

このページは、高森太郎がノート的に何でも書くページです。

主に勉強したこと自分が知った知識や方法などを中心に書き留めています。キーワードページであっても私が一人で独占的に書いていますので間違ったことが書いてあるかもしれません。ご承知の上ご覧ください。(メインのブログ型コンテンツはこちらから)

STEP

概略

ISO 10303にて定義された、CAD/CAM/CAEの、つまりPLMのデータ交換等に関するフォーマットの略称。

略さずに言うと「Standard for the Exchange of Product model data」つまり「製品モデル情報の標準交換規格」である。

拡張子は「.step」あるいは「.stp」が用いられる。

様々に膨大な規格が存在するISOの中でも最大規模の規格らしい。

いろいろな規格が存在するが、一番目にするのはSTEP AP203あるいはAP214である。

これは基本的に3D形状を渡すための規格で、本当は色々とあるらしいが、基本的にはどちらも3Dデータをやり取りするための標準規格として使われる。

どちらも基本的にひとつのファイルに部品だけでなく、複数の部品からなるアセンブリのデータを取り込むことができ、IGESなどと比較して精度というか安定していると思う。というのは、基本的にSTEPはIGESの後継としての役割も持っているからである。

とりあえず誰かにCADの3D データを渡すときは、まずSTEPを試すのが良いと思う。

その次にParasolid,ACISが使えれば試し(ただし同じモデリングカーネルを使ったCAD同士でも、多くの場合こっちのほうがバージョンごとの互換がシビアなのでうまくいくようでわりと面倒なのだが…)、次にIGESという順番かと思う。

STEP AP203とは?

Mechanical Design Using Boundary Representation

直訳すると「機械設計のための境界表現データ」

機械のソリッドデータをやり取りするための規格である。ソリッドデータと書いているが、基本的にはサーフェスデータも送ることは可能。

多くのCADで読み書きが出来るため、ベースとなる規格である。

アセンブリデータもひとつのファイルとしてまとめることができる。

ただし、この規格だと色のデータがわたらないという問題があり、最近は以下のSTEP AP214に対応するCADがほとんどである。

現在はSTEP AP203の改訂作業が進んでいるそうで、最新のものだと3D図面に使われるアノテーション類も規格として取り込まれているらしい。ハイエンドCADの一部ではすでに対応が始まっている模様。(別売りの場合もあるが)

STEP AP214とは?

Core Data for Automotive Mechanical Design Processes

直訳すると「自動車機械設計のための中核データ」

自動車用のデータをやり取りするための規格として作られた物である。自動車用と書かれているが、それに限らず多く使われる。基本的にAP204を内包しており、AP204にしか対応していないソフトウエアでもSTEP AP214に対応したデータは出力出来る。

色々と難しいことはあるようだが、一般的にはSTEP AP203に加えて、色が送れるようになったもの、と考えれば良いと思う。

ちなみにSTEP AP203はもともとAeroSTEPプロジェクトという航空機会社と航空機のエンジン会社などが集まって作った規格なので、本来はこれはそれに足りない自動車向けの機能をつける、というものらしい。

参考リンク

  • マイクロ・シー・エー・デー社 STEP について
  • STEP-Tools社のSTEPについての説明
    • http://www.steptools.com/library/standard/
    • 英語だがSTEPの総本山とも言える、STEP関連のソフトウエアを販売している会社の説明ページ。
    • Solidworksをはじめとして、独自にSTEPの機能を実装できない会社にSTEPにソフトウエアを提供したりしている会社である。

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